受託開発の現場では管理職の役割は現場によって違いがある。多くの会社では管理職の役割として求められているのがプロジェクト管理であり、プロジェクトの起ち上げから終了まで一貫して責任を負うのが一般的だろう。現場によって異なる管理者の役割についてよく理解しておくことは欠かせない。

受託開発の場合にはクライアントからの依頼などを経て、要望をヒアリングしてプロジェクトがスタートする。それ管理職が自ら行う会社なら、管理職にとって最も重要な仕事になるだろう。その専門のスタッフがいる時にも随行してヒアリングをすることでプロジェクトの目標を明確に理解することは大事である。
クライアントとのやり取りが重要になる一方で、プロジェクトのメンバーを選定して役割を割り振り、その進捗管理をするのはプロジェクト管理の基本として必要になる。その進捗状況をクライアントに報告して新たな方針についての提案をしたり、要求を聞いて現場に反映させたりすることも大切である。
クライアントとプロジェクトメンバーの間に経ってマネジメントを行い、プロジェクトを滞りなくクライアントが望む方向性に進めていくのが管理職の役目となる。
それに加えて欠かせないのがコストに対する視点であり、ただプロジェクトを進めるだけでなくコストをできるだけ抑えるようにすることも大切だ。管理職として他との大きな違いになるのはコストへの考慮が重要になる点であり、いかにクライアントの要求を安く実現できるかを考える役割も果たす必要があるのである。